社員を成長させる目標設定
企業には様々な数字があります。
例えば売上、粗利、客単価、リピート率、そして人時生産性などさまざまの数字がありますが、この中でどういう数字を目標設定するのか、この設定次第で社員が成長したり、又は社員が成長しない原因になったりすること、これを理解することが重要です。
曖昧な目標設定が企業を属人化させてしまう!
多くの企業では目標設定することが苦手で売上しか目標設定されてないというようなケースも多くあります。
人によっては客単価を追いかけたり、人によっては客数を追いかけていったり、その人その人が自分が最も追いかけやすい数字を追いかけるだけになっています。
この曖昧な目標設定が企業を属人化させてしまい全員の社員の成長を妨げることになります。
そこで大切なことは、どのように目標設定を行うかですが、実は目標設定には優先順位があります。
目標設定をきちっと行うことで全体でひとつの一貫性を持った活動ができる!
たとえば飲食店の場合であれば、まず大切なことはリピート率です。
このリピート率を何パーセントに上げるという目標を明確にして、そして全員でこのリピート率を上げるためにやるべきことはないか、リピート率が下がってる要因で改善すべきことないか、ということを考えることで社員の成長に繋がります。
リピート率が低いのに新規のお客様の獲得数や客単価を上げにいっては、全体でお店、社員が成長することに繋がりません。
次に住宅会社に言えば、まずは適正利益の確保をしなければ、適正利益のないものを物件数でカバーしようとしてしまったら、現場の仕事が過剰になり、そしてサービスの品質は低下し、そしてお客様の満足度も低下してしまいます。
そのようなビジネスの場合は、まず粗利率の確保、粗利率を確保した上で顧客満足度を上げていきます。
このように企業には様々な数字がありますが、その中でも自社の現場のサービスレベルを向上し、そして収益に直結するために最も重要な数値は何か、この目標設定をきちっと行うことでお客様の満足と社員がやるべきことが明確になり、全体でひとつの一貫性を持った活動ができるようになります。
あなたの会社の目標設定はどのようにされてますか?
まずはきちっと目標を明確に定めること、これが社員の成長になるということを理解しておきましょう。