ベテラン経営コンサルタントから学ぶ!企業が勝ち残るための経営学・マーケティング【組織編】
みなさん こんにちは。さじコン経営をご覧いただきましてありがとうございます。
今日は、社長が行う3つの仕事の中の組織についてお話します。
前回は財務についてお話しました。財務については3つの投資があるよ。そして投資の手順があるよというお話をしました。詳しくは前回の動画を見ていない方は、ぜひ前回の財務の動画を見ていただければと思います。
本日は3つ目の仕事の組織に行きたいと思いますので、それでは今日も立川君よろしくお願いいたします。
佐治社長、よろしくお願いいたします。
■組織デザインとは?
今日は組織ということで、組織っていうことなので、役職と付けたりとか最初に枠組みを決めるということなんですかね。
そうですね。私は今それを組織デザインという風に言っているんですけれども。
組織デザイン。
組織図というのがあるんですね。よくピラミッド状にあったりするのがありますよね。社長がいて、部長さんがいて、その下に部下の人たちがいてみたいな。ああいう組織図をイメージしていただきたいんですけれども、これをデザインする力というのがすごい大事なんですね。
組織図ってほとんどの会社は決まっているようなイメージがあるんですけど。
それをデザインするっていうのは、まずは何階層にするのかということなんですけれども、意外と3階層なのか2階層なのかっていうことも、要は名前は一応ついているけれども、実際には2階層しかないような指示命令系統になっていることもあったりするんですよね。そして、これからは変化の激しい時代ですよね。
■【内部の組織】と【外部のブレーン】の違いについて
その変化の激しい時代に対応できるような組織構造になっているかどうかがすごく大事なんですけれども、まず1番大切なことは、内部の組織と外部のブレーンということですね。
内部の組織と外部のブレーン。どういう意味でしょうか。
ほとんどの会社さんは、内部の社員さんだけでしか物事を考えていないと思うんですよね。
そうですね。基本的には内部の人間でやっちゃおうという感じですね。
でもこれからはやっぱり変化が激しい時代になりますので、そうするとやっぱり商品やサービスや販売促進というのは、どんどん進化していくんですよね。
それに合わせて、そういった変わっていくものっていうのは、どちらかというと外部のブレーンを使って、内部でやることと外部でやることっていうのを分けて組織を運営していくっていうことが大事になってくるわけなんです。
なるほど。佐治社長がされているような、コンサルっていうのは外部のブレーンにあたると。
(外部のブレーン)の1つですよね。
会社経営のことがまだまだ分かっていない、例えば僕みたいな人間が30年経営されていろんな会社さんのいろんな状態を見て、改善に導いている佐治社長にお願いした方が外部のブレーンとして教えてもらった方が早いですもんね。
そうですね。
■勘違いが起きやすい【人材育成】について
そこで多くの方が勘違いしてしまうのは、無意識のうちに社長のような人材がたくさんいればいいんじゃないかなと思ってしまいがちなんですね。
よく言ってますね。僕の分身がほしいっていつも言ってます。
社長ってオールラウンドプレーヤーなものですから、そうするとオールラウンドプレーヤーの人たちがあちらこちらにいても、結局組織って上手くいかないんですね。
これはスポーツによく例えるんですけど、例えばサッカーに例えたとします。サッカーに例えると、ポジションがあって、ポジションごとに役割があるじゃないですか。だから皆の力を最大限に発揮してゲームになるわけなんですけれども、このポジションもない、役割もないサッカーだったらゲームってどうなると思います?
はちゃめちゃですよね。皆がボールを追いかけちゃうような、そんな感じになっちゃいますよね。
そしてやる気になればなるほど、喧嘩みたいに摩擦が起こるわけです。
俺にボールよこせみたいな。
ほとんどの中小企業はこんな状態なんですよね。
すごい分かりやすいですよね。今の例え。
なので、そうなるとやる気のある時は皆さんぶつかり合うし、それが長く続くと今度はやっているフリをするんですね。その方が上手くいくという感じですね。こんな状態になっている会社さんが非常に多いのではないかなと思います。
なるほど。ちょっと胸が痛いですね。皆頑張れっていうことですね。作戦もなにもないっていう。
こういったものをしっかりとイメージできているかっていうことが、非常に重要なことなんですよね。
そういうイメージでは、全然イメージできていないかもしれないですね。約束があってもダメっていう事ですよね。ちゃんとした役割までデザインしてあげないといけないっていう。
だから多くの中小企業さんは社長はオールラウンドプレーヤーですから、そもそもポジションっていう発想すらないっていうのも現状でしょうね。
特にうちみたいに人数が少ない会社だと、誰かがやるんじゃないみたいな、皆でやるんだよとか言っちゃってる自分もいたりしますけど。
そうすると結局、組織っていうのは役割で動くんですけれども、多くの場合は偉いか偉くないか、上にいくほど偉いっていう。それで権力で動かすっていう話になってしまうから、だから上手くいかないんですよね。
今、胸が痛かったです。
私が話をするとそういう方が多いんですけれども、そういった会社ほど伸びしろがあるっていうことですよね。
そうなんですか?ポジティブシンキングですね。ありがとうございます。まずその人の特性もありますよね。得意分野とか。
なのでそれが分かってくると、あと自分たちのスタッフの中にどんなポジションのメンバーが足りないのかなって分かると、次に必要なスタッフもどんな人が必要なのかもイメージできますよね。
できますね、確かに。この人はっていう人物像までイメージできますね。めちゃくちゃ重要な話ですね、今の話。
そうですね。これを分かっていないと本当に人材を採用しても、頑張っても頑張っても人材が戦力にならないと。
多くの会社さんの勘違いは、優秀な人材を育てたいと思って一生懸命に人材育成をするんですけれども、結局はオールラウンドプレーヤーを育てたいっていうことがイコールになっちゃってて、結果、人が育たないわけですよ。
でも長く人材を戦力化する会社さんっていうのは、一般的な社員を戦力になるように、そして人と人の力を組み合わせて、そして即戦力化っていうことをやっているわけなんですよね。
そもそも人を教育するっていうことにたいする考え方自体に問題があったりするわけなんですよ。
なるほど。今の話で、結局、無駄な採用ってそれだけでコストじゃないですか。
そもそも、先ほど言ったように自分の分身を育てたいイコール、オールラウンドプレーヤーを採用して育てたいと思っているんですけれども、中小企業にそういう方がちゃんと採用できるっていうのは極めて稀な話じゃないですか。
稀ですね。
なので、やはり組織をどのように作るかっていうのをデザインする力っていうのが非常に重要だっていうことなんですよ。
ちょっと僕は募集の打ち方を見直したいと思います。オールラウンダー的な文章になっていると思います。
よかったです。
■【組織】のまとめ
本日は組織についてお話をさせていただきました。組織というのはちゃんと内部の組織と外部のブレーンをちゃんと分けていくということ。そしてそれぞれの組織にポジションがありますよということですね。
オールラウンドプレーヤーではやっぱり上手くいかないということですね。
なので、しっかりとポジションを決めるということが非常に重要だということをお話させていただきました。いかがでしたでしょうか。
非常に勉強になりました。1人1人の役割だったりとか得意分野とか、そういったものをもう1回把握した上で、どのポジションが足りないのかっていうことを改めて検討していきたいなという風に思いました。
よかったです。
今回は、3回のシリーズで経営者のやる3つの仕事ということで、戦略・財務・組織という話をさせていただきました。
次回は、様々な問題は「経営者の経営力」で起きているわけですよね。経営とは99%社長で決まるというのは、経営コンサルティングの神様とも言える船井幸雄さんがおっしゃっていた言葉なんですけれども、次は様々な問題が経営者の中で起きているということについて詳しく解説していきたいと思いますので、ぜひ次回も楽しみにしてください。
次回は、その経営者ということのまとめみたいな感じですかね。
そうですね。まとめでお話していきます。
次回も楽しみにお待ちしています。ありがとうございました。
ありがとうございました。