はじめまして。株式会社サンアストの佐治 邦彦と申します。
「お客様に高い満足を提供したい」
「社員さんを幸せにしたい」
「社員さんとワクワクするビジョンを描きたい」
こう思いながらも、先行きが見えない社会に不安を抱える小規模経営者のために本書を書きました。
私は日頃、小規模事業の経営者を対象に、既存事業を高収益事業に転換させて真の成功を手に入れていただくためにコンサルティングを行っています。そして、経営者の方にコンサルティングを通して、一度きりの人生を豊かなものにしていただく支援を行うことが、私の使命だと思っています。
今、多くの会社が先行き不安から売上を上げることばかりに意識を取られ、毎日忙しく働いているにも関わらず利益の出ない体質になっています。
会社とは「人が幸せに生きるための道具」だと私は考えています。しかし、実際は売上の減少や資金繰りに悩み、「どうしたら売上が上がるのか」「どのように差別化をしようか」ばかりにとらわれ、押しつぶされそうになる経営者は増える一方です。
目先の売上にとらわれ、次々に新商品を発売してみたり、リスクヘッジのために事業の目的も曖昧なままに新しい事業を始めてみたりする会社がとても多いのです。目的が曖昧な状態で行う生き残りのための行動は、経営を複雑化させます。そうなると顧客の真のニーズに対して鈍感になり、価格競争に巻き込まれていきます。
今の時代、仕事がないわけではありません。問題は売上ばかりにとらわれていることです。利益を生み出すための仕組みづくりの重要性に気づいていないだけなのです。
かつて私は、印刷物を中心とした広告代理店を営んでいました。しかしIT化が進み、印刷需要は低下。追い打ちをかけるように印刷価格も一気に下落していきました。そのため私の会社も幾度となく倒産の危機に見舞われ、そのたびにその対策に様々なビジネスに手を出しましたが、ことごとくうまくいきませんでした。
今思えば、その時に私がやっていたことは、会社が生き残るようにと儲かりそうな商品やビジネスに次々と手を出しては業務を複雑化させていたのです。そのため自分の意識は分散し、いつしか利己的な考えに陥っていきました。
やがて私は自分に自信を失い、何もかもが嫌になりました。家族のため、社員の生活のために会社を何とかしなければならないという責任感に押し潰されそうになり、精神安定剤を服用しなければ眠れないまでに追い込まれました。うつ病発症の一歩手前までいきました。
うつ病による自殺者は年々増えています。それは大人たちだけにとどまらず、子供たちにも広がっています。日本における子供たちの自殺は世界でも上位です。
その原因の一つは、現代の大人たちを見て子供たちが将来に希望を失っていることだと私は思います。子供たちから「尊敬」される大人が少なくなっているのです。最近の若者の会話にも「尊敬」という言葉を耳にする機会が減ったように思います。
自分の人生や仕事に目的を持ち、どんな仕事でも誇りを持って働く大人はかっこいいのです。 目的を持って事業に取り組むことで、「やるべきこと」「やらないこと」が明確になります。自分の判断にブレがなくなり、仕事はシンプルになっていきます。
消費者にとって価値があると判断されたものは 10 倍の価格でも売れる時代です。逆に、消費者にとって価値がないと思われたものは 10 分の 1 の価格でも売れない時代です。だから小規模事業者ほど目的を持って経営することが大切なのです。目的を明確にして活動することで価格競争から脱却できるようになるのです。
これから時代は大きく変化します。変化の大きな時代は、小規模事業者にとってはチャンスです。社会は、とてつもなく速いスピードで変化していますが人間の本質は変わっていません。変わらない目的を明確にし、その目的を追求するための手段を変えていくことが重要なのです。
本書で紹介する企業の経営者も、明確な目的を持ちビジネスモデルを改善していきました。今は経営者としての誇りを持って経営されている方ばかりです。
本書を通じて、経営目的を明確にすることの重要性を理解し、既存事業を高収益にするためのヒントをつかんでいただきたいと思います。そして、あなたの人生を輝かせて、真の幸福をつかんでいただきたいと願います。
<著者 プロフィール>
株式会社 サンアスト
代表取締役 佐治 邦彦
経営戦略コンサルタント
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会トレーナー
ミッション型事業計画実現プログラムの開発者
第 56 回春の選抜甲子園大会に 4 番センターで出場。
1990 年に広告会社を設立。
これまで約 30 年にわたり500 社以上の企業を支援してきた現場経験から実践的な指導にこだわり、導入企業では 5 年連続業績アップ、店舗数が 6 倍に拡大、赤字の会社が経常利益 15% 超えと驚くような実績を上げる。
業績の向上のみではなく、中小企業の経営者に「やりがい」や「自信」を提供し永続経営を支援し、全国からコンサルティング依頼が絶えない。
年商 1 億社長のための シンプル経営の極意
高収益ビジネスはミッションマーケティングで実現する
(全 197 ページ) 1,500 円(税抜)
<目次> 第 1 章 複雑な経営が巻き起こす問題
第 2 章 シンプルへの決断が様々な問題を解決してくれる
第 3 章 ミッションマーケティングで真の成功をつかむ
第 4 章 ミッションマーケティング計画書でイノベーションを起こす
第 5 章 ミッションマーケティング構築ステップ
第 6 章 ケーススタディ
株式会社ティア
代表取締役社長 冨安徳久 氏
カンブリア宮殿でも紹介 東証一部上場
ケーススタディ・シンプル イズ ベスト・ペルソナ論
全ての経営(者)への指南書
親愛なる友人、サンアスト佐治社長の初・出版本の発刊にあたり心からお祝い申し上げます。
この書籍からしっかりと伝わってくる想いがあります。
先ず第一に「会社・企業は何のためにあるのか?」答えはシンプルです。「世の中を良くするため」にあります。だから、キッチリと経営して、利益を上げて、しっかりと法人税を納め、世のため・人のためになる。
第二に「何のために、誰のために、そのビジネスをするのか?」つまりはこれが事業の根底を為す「企業理念(企業使命)」です。
そして、第三にビジネスに必要不可欠なのは「ミッション(使命)・パッション(熱意)・ビジョン(将来構想)」の三要素であり、これらを明確に全てのステークホルダーに対して伝えられるか、感じさせられるか、描けるか、です。
更に「はたらく」ことの本質を理解した経営者と社員がいなければ生産性は向上する訳がない。「はたらく」とは?(お金を)得ること、だけではなく、その本質は「与えること」である、と言う理解だ。誰のために・何のために、どんな喜びを、どんな安心を、どんな幸せを、どんな良いことを世の中に「与えられるのか」。このことを深く理解した上でのビジネスで無ければ、決して上手くいかないと、私は思います。
そして、やはり「非常識(従来の当たり前を否定する物事の考え方・捉え方)の先にある光(成功)」へ踏み出す勇気ある挑戦がビジネスを成功へと導くと私は思います。この本の中に分かり易く描かれているケーススタディ・シンプル イズ ベスト・ペルソナ論など、全ての経営(者)への指南書となる素晴らしい良書です。
「数値目標(売上利益)追求型経営」に勝る「志(使命・理念)追求型経営」こそが、成功への未来を切り開くと思います。「志とは?」=より多くの人を喜ばす夢、であり、サービス競争・人柄社会の今こそ、この下記の言葉の真意をこの本から学び取って欲しいと強く望みます。
【人(お客様)は、人(社員・スタッフ)に感動して、その企業の虜(永久顧客)になる!!】
最後になりますが、この良書が多くの経営者の心に響き、伝わり、実行されて行くことを心から願います。
コミュニケーションエナジー株式会社
代表取締役 湯ノ口弘二 氏
日本の人材育成を世界のグローバル・ スタンダードに!
「シンプル経営の極意」から学び取れる
貴重なエッセンス!
この度は、佐治邦彦さんから満を持して「シンプル経営の極意」が処女作として出版されます。世界経済がVUCA(激動、不確実、複雑、不透明)で表される、混迷を極めるなかでの出版は、我々経営者にとって一筋の光明となることでしょう。
誰しもが幸福でありたいと願い、満足する毎日を暮らしたいと思っています。しかし、現実は理想からますますかけ離れていきます。特に企業経営となると、その舵取りが極めて困難になってきます。今、企業経営に求められているのは、高度な経営能力であると思います。
「幸福と満足」「リーダーシップとマネジメント」「経営戦略と人材育成」などの複雑なビジネス環境の中、両立を目指して次々と意思決定をしていかなければなりません。
その上、時代の変化はさらに加速するばかりです。つまり、これまでの"成功体験が通じない時代"になったと言うことです。
この書籍を読み進めていくと「経営の原理原則に沿った真実を知ると、おのずとシンプルになる」と言うことに気づいていきます。この書籍のタイトルでもあります、シンプル経営になるのです。ビジネス用語の「選択と集中」という言葉が溢れていますが、実際は概念的な部分で終始することがあります。しかしながら、長年の佐治さんの経験値からの具体的な本著の事例は、現状打破への次の一手につながります。
ミッションマーケティグは経営者やビジネスリーダーが抱える"不安経営"の迷路から目覚める羅針盤だと思います。ムリ、ムダ、ムラを改善し、ビジネスの原理・原則を通じて、次々とビジネスモデルのアイディアが生まれてくることを感じても貰えると思います。行き詰った時にこそ、そばに置いておきたい書籍です。
とても実践的で分かり易く事例も紹介されて、佐治さんの叡知が込められていると感じました。是非、皆さんに手にとって一読いただきたいと思います。
一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 代表理事
株式会社イズアソシエイツ 代表取締役 岩本俊幸 氏
日本の中小企業をブランドカンパニーにする
30年の思考錯誤からたどり着いたメソッド。
渾身作「シンプル経営の極意」。
ついに佐治さんの著書「シンプル経営の極意」が出版されます。著書は、経営者 佐治邦彦の30年の苦労と経験から生み出された実践的なメソッド「ミッションマーケティング」の全貌を明らかにしたものです。
佐治さんは1990年に、23歳にして広告会社を立ち上げ、がむしゃらに走り続け会社を成長させてきました。しかし、クライアントから無理難題を強いられ目先の売り上げに奔走する毎日に、ふと自分のやりたいことは何か、自問自答するようになったといいます。そうした自身の悩みの中から、自社をコンサルティング会社に転換。「やりたいこと」を「正解」にするミッションマーケティングにたどり着きます。
ミッションマーケティングは経営者として自ら体感したことを体系化したメソッドのため、中小企業に寄り添った再現性の高い内容となっています。経営者と従業員の幸福を追求していますが、決して理想論ではなく利益向上と継続的な成長の実現を目的とし、無駄なものをそぎ落とし、複雑なものをシンプルにし、必要なものだけを凝縮して生み出された実践的なメソッドなのです。
実際に、すでに多くの中小企業が売り上げ低迷から脱し、目覚ましい業績を挙げられていますが、著書にはこれらの実例も出し惜しみなく掲載されています。
佐治さんと出会って10数年経ちますが、クライアント1社1社に誠実に向き合う姿勢、相手を包み込むような人間力、勉強熱心さにはいつも敬服しています。このような人柄も、著書から垣間見ることができるでしょう。
佐治さんの渾身の新刊「シンプル経営の極意」、中小企業経営者のためのオススメの実践書です。
株式会社ディープビジョン研究所
代表取締役 江上隆夫 氏
独自のビジョン体系化手法で、1年以内に全く新しいブランドを立ち上げる
ブランド戦略コンサルタント
真摯に素晴らしい経営を目指している経営者に、
ぜひ目を通してほしい著作。
佐治邦彦さんが本を書いた。僕にとっては「クニ」と親しみをこめて呼ばせてもらっているが10年ほど前からの友人である。お互いに経営者なのだが、ビジネスではかかわったことがなく、ともにブランディングやマ―ケティングを学ぶ仲間として付きあわせてもらっている。
あがった原稿に目を通しながらすぐに思ったのは、勉強家のクニらしい誠実な内容に仕上がっているということだ。彼は、いつもクライアントのために自分に足りないものは何かと考え、それを身につけることをやめない。そして、学んだことを実践で試し、自分の方法論を鍛えあげていく。だから行うことにウソがないし、実際に役に立つ。成果を上げる。
この本の中には彼が10数年実践してきた彼の「ミッションマーケティング」のエッセンスが、クニらしい綿密かつ誠実な筆致で書かれている。規模の大小を問わず、真摯に素晴らしい経営を目指している経営者であれば、ぜひ目を通してほしい。必ずや役に立つ、目にウロコの部分があるはず。友人としてではなく、一経営者としてお薦めしたい。
レクシスノア株式会社
代表取締役 加納聖士 氏
10店舗未満の飲食・サービス業に特化した、多店舗化・
ブランドフランチャイズ化・チェーン化の支援
現場のことをよく分かっているコンサルタントの方が
実際経験をもとに書いてる本だなという印象。
読ませていただいた感想は、非常に具体的ということですね。
在り方とやり方が事例とともに非常に多く載っており、現場のことをよく分かっているコンサルタントの方が実際経験をもとに書いてる本だなという印象です。
僕は佐治さんからミッションマーケティングの話を聞いておりましたが、今回の書籍は「ここまで具体的に喋ってしまって大丈夫なのかな」というぐらいミッションマーケティングのノウハウが書かれている感じです。
あーなるほど、と思うことが多々ありました。それは佐治さんがなぜシンプル経営にこだわっているのか、経営をシンプルにすることでなぜ価値を上げ高収益を長期継続することができるか、そのために今はミッションが必要なんだ、ということです。
ミッションを実現するための具体的な計画書であったりPDCAサイクルの回し方であったり、その基準になるペルソナ設定など基本的なマーケティング機能を独自の曼荼羅メソッド「ミッションマーケティングフィールド」で、ターゲット戦略、プロモーション、来客戦略など9個のポジションの関わりを具体的に見える化し説明しているのは非常に素晴らしい。最後の事例もすごく多かったのでとてもわかりやすい本になっていると思います。
ぜひ経営に悩む経営者様にお勧めです。
株式会社 教育スクールビジネス研究所
代表取締役 小林正弥 氏
ゼロから3年で、年商1億、利益3000万円の教育ビジネスを構築するメソッドを確立
もっと経営を高収益事業にし、伸ばしていきたい
経営者の方にお薦めの一冊!
佐治邦彦さんとはあるコンサルタントの勉強会で2年ほど前に知り合い、それ以来、一緒に経営やコンサルティングの勉強をしております。本書テーマの「高収益の事業を長期継続させたい」ということは、全ての経営者や社長の願いだと思います。
佐治邦彦さんは、ご自身がスタッフを雇用して会社を経営されてきた実績に裏打ちされた「高収益を長期継続させる」ノウハウをお持ちです。もうすでに成功をされているにもかかわらず、非常に勉強熱心で常に時代の先を読み、ご自身の経営やコンサルティングスキルを磨かれておられます。
私自身も経営を良くするために、誰から学ぶべきか決める際、やはり第一線で事業をしながら試行錯誤して結果を出している経営者から学ぶということが一番有効だと思いますし、そういう方にコンサルティングや顧問になっていただくことが経営者にとって一番の有効な投資だと考えております。
佐治邦彦さんは、「シンプル経営」を出版され、「ミッション型事業計画実現プログラム」という経営者の実践会も行っており、非常に豊富な経営のノウハウをお持ちです。
もっと経営を高収益事業にし、伸ばしていきたいという経営者の方は、ぜひ佐治邦彦さんから学ばれることをお勧めいたします 。